Forms Server for Windows and UNIX
Formsアプリケーション Web利用ガイド
リリース6i

J00496-01

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目次

索引

5
Forms Serverの構成

5.1 概要

この章では、Forms ServerでCGIをサポートする環境の構成に必要なステップを説明します。

初心者レベルまたはベテランのFormsユーザーであっても、Oracle Installerの「実行環境インストール」オプションを使用して、第4章「クイック・スタート構成のステップ」の説明にあるように、コンポーネントのインストールと構成を行うことをお薦めします。ロード・バランスをインプリメントする場合は、第12章「ロード・バランスに関する考慮事項」を参照して、ロード・バランスに関するインストレーションの選択肢を理解するようにしてください。

インストレーションの完了後、この章に戻ってインストレーションの調整や、必要な変更を行うことができます。

どちらのインストール方法でも、この章の情報を使用して初期の構成を変更できます。両方のインストール方法でdev6iconfig.txtファイルが生成されます(\<ORACLE_HOME><oracle_home>\orainstディレクトリ内にあります)。このテキスト ファイルにはシステムの構成を完了するのに必要なステップが含まれています。たとえば、WebDB Listenerの使用を選択しない場合は、webサーバーの構成が必要です。

この章には、次の項が含まれています。

5.2 Webサーバーの構成

Webサーバーとともに提供されたドキュメントを使用して、Formsを使用できるようにWebサーバーを構成します。ApacheまたはWebDBなどの任意のリスナーを使用できます。WebサーバーをForms Serverとともに実行するよう構成するには次の作業が必要です。

5.3 Forms Serverの構成

Oracle Installerによって設定された初期構成を変更するには、次の作業が必要です。

注意:

これらの変更を行うには管理者権限が必要です。また、構成の変更を有効にするには、そのほとんどの場合でサーバーの再起動が必要です。

5.3.1 環境変数のカスタマイズ

この項では環境変数のカスタマイズの方法について説明します。Oracle InstallerはForms Server環境変数をインストレーション・プロセス中に自動的に設定します。変更が必要な場合はこれらの変数をカスタマイズできます。環境変数は次のとおりです。

環境変数  デフォルト値と説明 

FORMS60_PATH 

<ORACLE_HOME>\<FORMS60>

実行するFormを検索するときに、Formsが検索するパスを指定します。パスはセミコロン(;)で区切ります。 

FORMS60_OUTPUT 

<ORACLE_HOME>\tools\web60\temp

生成したレポート・ファイルを格納するアプリケーション・サーバー上の物理ディレクトリ。Reportsを使用していない場合は、この環境変数は必要ありません。詳細は、7.5.2項「レポートの実行」 を参照してください。 

FORMS60_MAPPING 

/dev60temp

FORMS60_OUTPUT変数で定義された物理ディレクトリを指す仮想ディレクトリ。Reportsを使用していない場合は、この環境変数は必要ありません。詳細は、7.5.2項「レポートの実行」 を参照してください。 

FORMS60_MESSAGE_ENCRYPTION 

TRUE

環境変数はRC4 40ビットの暗号化機能を使用して、Formsメッセージを暗号化します。ソケットおよびHTTP通信モードにのみ適用されます。デフォルトの設定で、通信は暗号化されます。 

FORMS60_WALLET 

<ORACLE_HOME>\<FORMS60>\wallet

HTTPS通信モードのみに使用されます。詳細は 5.5項「HTTPS接続モード設定の追加ステップ」 を参照してください。 

FORMS60_HTTPS_NEGOTIATE_DOWN 

FALSE

HTTPS通信モードのみに使用されます。詳細は 5.5項「HTTPS接続モード設定の追加ステップ」 を参照してください。 

注意:

FORMS60_MAPPING環境変数によって設定された仮想ディレクトリは、FORMS60_OUTPUT環境変数によって設定された物理ディレクトリに対応している必要があります。

5.3.1.1 NTでの環境変数のカスタマイズ

Windows NTで環境変数をカスタマイズするには、次の作業を行います。

  1. レジストリ・エディタを起動します。

    1. タスクバーから「スタートファイル名を指定して実行」を選択します。

    2. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスに次を入力します。regedit

    3. OK」をクリックします。

  2. レジストリ・エディタで、次の手順を実行します。

    • 「HKEY_LOCAL_MACHINE」「SOFTWARE」「ORACLE」に移動します。

  3. 環境変数の場所を指定します。たとえば、FORMS60_PATHをハイライトします。

    1. 編集変更」を選択します。レジストリ・エディタにより「文字列の編集」ダイアログ・ボックスが開かれます。

    2. 環境変数の新しい値を入力します。

    3. OK」をクリックします。

5.3.1.2 UNIXでの環境変数のカスタマイズ

UNIX上では、環境変数をコマンド・シェルで定義します。たとえば次のようにします。

FORMS60_PATH=/<ORACLE_HOME>/<FORMS60>
FORMS60_OUTPUT=/<ORACLE_HOME>/tools/web60/temp
FORMS60_MAPPING=/dev60temp
FORMS60_MESSAGE_ENCRYPTION=TRUE
FORMS60_WALLET=/<ORACLE_HOME>/<FORMS60>/wallet
FORMS60_HTTPS_NEGOTIATE_DOWN=FALSE

5.3.2 NT上のForms Server起動パラメータの変更

Oracle Installerを使用してNT上にForms Serverをインストールするとき、Forms ServerはNTサービスの1つとして設定され、特別に指定しない限り、再起動すると自動的に開始されます。

注意:

Oracle Enterprise Manager (OEM)を使用している場合は、NTサービスとして実行するコンポーネントを設定しないでください。

Oracle Installerを使用すると、インストレーション時に入力したポートやモードなどのForms Serverパラメータのすべてがレジストリに保存されるため、Forms Serverは常に初期の構成で開始されます。

次のいずれかの方法で起動パラメータを変更できます。

5.3.2.1 既存のForms Serverサービスに関するレジストリの編集

すべての起動パラメータが次のWindowsレジストリに保存されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE SYSTEM CurrentControlSet Services OracleFormsServer<ServiceName>

Forms Serverの起動パラメータを変更するには、NTサービスのコントロール パネルでサービスを停止し、レジストリのパラメータ設定を編集し、そのレジストリ設定を保存してサービスを再起動します。起動パラメータ定義は、5.3.3項「Forms Server起動パラメータの説明」を参照してください。

5.3.2.2 Forms Serverサービスのアンインストールと再インストール

既存のForms Serverサービスを削除し、新規の起動パラメータを使用して再インストールできます。最初にNTサービスのコントロール・パネルでサービスを停止します。

コマンド・ウィンドウで、次のように入力します。

ifsrv60 -uninstall <FormsServerServiceNameToBeRemoved>

続いて次を入力します。

ifsrv60 -install <NewFormsServerServiceName> port=<portNum> mode=<socket/http/https> 
[pool=<numOfRunforms> log=<logfilePath> exe=<RunformexeName>]

起動パラメータ定義は、5.3.3項「Forms Server起動パラメータの説明」を参照してください。

サービスが自動的に開始され、以降の起動時に対して"autostart"に設定されます。起動パラメータの設定は次のWindowsレジストリの場所に保存されます。

HKEY_LOCAL_MACHINE SYSTEM CurrentControlSet Services OracleFormsServer<ServiceName>

5.3.2.3 Forms Serverのテンポラリ・インスタンスの開始

コマンド・ラインからForms Serverのテンポラリ・インスタンスを開始できます。このインスタンスはNTサービスとしては開始されません。したがってこのインスタンス(ifsrv60)をNTサービスのコントロール・パネルからではなく、「Windows NT タスク マネージャ」ウィンドウから停止します。このインスタンスは停止され、マシンが再起動されたときに再開されません。次のように入力します。

ifsrv60 port=<portNum> mode=<socket/http/https> [pool=<numOfRunforms> 
log=<logfilePath> exe=<RunformexeName>]

起動パラメータ定義は、5.3.3項「Forms Server起動パラメータの説明」を参照してください。

注意:

テンポラリ・インスタンスに入力されたパラメータ値は以降の開始時に保存されません。

5.3.3 Forms Server起動パラメータの説明

Forms Server起動時には次のパラメータが使用されます。

5.3.3.1 Portパラメータ

サーバー・プロセスが開始されるポートを決定します。Forms Serverプロセスの開始時にポート番号を指定しないと、デフォルトのポート9000上でプロセスが開始されます。サーバー・プロセスを開始するポート番号は、アプリケーションのHTMLファイル、構成パラメータまたはURLに指定するserverPort番号と一致する必要があります。

5.3.3.2 Modeパラメータ

Forms Serverを、ソケット・モード(ソケットの直接接続を使用)、HTTPモード(ファイアウォールを貫通できる)またはHTTPSモード(ファイアウォールを貫通でき、SSL (secure sockets layer)を追加で使用してサーバー認証およびメッセージの暗号化を行う)のいずれかで実行するかを決定します。各モードの詳細は、3.3項「ソケット、HTTPまたはHTTPS」を参照してください。

5.3.3.3 Poolパラメータ

後から使用するユーザーが利用できる、アクティブなスペアの接続数を決定します。たとえば"pool"が5に設定された場合は、5つのアクティブなスペア接続があります。

5.3.3.4 Logパラメータ

パス名およびログ・ファイル名が提供されると、サーバーのログ・ファイルを生成します。例、log=\PathName\LogFileName。

5.4 Oracle Installerにより生成される構成ファイルの
カスタマイズ

インストレーション時に次の構成ファイルがシステムにインストールされました。

ユーザーが最初にWeb対応のアプリケーションを開始すると(アプリケーションのURLへのリンクをクリックすることで)、ベースHTMLファイルがForms CGIによって読み込まれます。ベースHTMLファイル内の任意の変数(%variablename%)は、formsweb.cfgファイルに指定された適切なパラメータ値によって置換されるか、URLリクエストがある場合はそのクエリー・パラメータの値によって置換されます。

Oracle Installerによって作成される構成ファイルは、インストレーション・ダイアログ ボックスで選択された構成オプションを反映します。

変更が必要な場合は構成ファイルを変更できます。ファイルはインストレーション後、\<FORMS60>\serverディレクトリ内に置かれます。

5.4.1 formsweb.cfg

インストレーション時に設定したほとんどの構成パラメータの設定が、このファイルに含まれます。変更が必要な場合はこれらのパラメータをカスタマイズできます。

ベースHTMLファイル内の変数(%variablename%)は、formsweb.cfgファイルに指定された適切なパラメータ値によって置換されるか、URLリクエストがある場合はその問合せパラメータからの値によって置換されます。

変数(%variablename%)はformsweb.cfgファイルでも使用されます。(この場合のデリミタは常に%です)。変数はOracleレジストリ値か環境変数(<ORACLE_HOME>など)または特別の値、%leastloadedhost%にする必要があります。

構成の変更はformsweb.cfgファイルに入力して、変数はベースHTMLファイル内で使用することをお薦めします。

5.4.1.1 formsweb.cfgファイル内のパラメータ

パラメータ  必須/任意  パラメータ値 

baseHTML 

必須 

アプレット・タグを含むHTMLファイルへの物理パス 

baseHTMLJInitiator 

必須 

JInitiatorタグを含むHTMLファイルへの物理パス 

ie50 

Internet Explorer 5.0ブラウザを使用するユーザーがいる場合に推奨 

クライアントがInternet Explorer 5.0ブラウザを使用している場合は、JInitiatorとAppletViewerのいずれかを使用できます。"JInitiator"の設定ではbasejini.htmファイルとJInitiatorを使用します。"Native"の設定ではブラウザ固有のJVMを使用します。 

HTML delimiter 

必須 

変数名のデリミタ。デフォルトで%になります。 

MetricsServerHost 

任意 

ロード・バランス用。第12章「ロード・バランスに関する考慮事項」参照。 

MetricsServerPort 

任意 

ロード・バランス用。第12章「ロード・バランスに関する考慮事項」参照。 

MetricsServerErrorURL 

任意 

ロード・バランス用。第12章「ロード・バランスに関する考慮事項」参照。 

MetricsTimeout 

任意 

ロード・バランス用。第12章「ロード・バランスに関する考慮事項」参照。 

leastloadedhost 

任意 

ロード・バランス用。第12章「ロード・バランスに関する考慮事項」参照。

ベースHTMLファイルまたはformsweb.cfgファイルのどちらかに指定できる変数です。ロード・バランスの設定では、負荷の最も低いマシン名を指定する必要があります。推奨するデフォルトのベースHTMLファイルを使用して、ロード・バランスを設定するときは必ずserverHost=%loastloadedhost%をformsweb.cfgファイルに指定してください。

このプレース・ホルダは、ロード・バランスが行われる間に、負荷の最も低いシステムの名前に動的に置き換えられます。 

標準のアプレットまたはオブジェクトのパラメータ

注意:次のすべてをベースHTMLファイルに%variablename%として指定できます。例:

<PARAM NAME="connectMode"  VALUE="%connectMode%">

ベースHTMLファイル内のすべての変数は、formsweb.cfgファイルに指定された適切なパラメータ値で置き換えられます。 

codebase 

必須 

物理ディレクトリをポイントするように定義した仮想ディレクトリ<ORACLE_HOME>\forms60\java. 

code 

必須 

コード・パラメータは削除や変更をしないでください。常に次の値にします。oracle.forms.engine.Main. 

connectMode 

HTTPおよびHTTPS接続では必須;ソケット接続では任意 

Forms Serverで使用する接続プロトコルのタイプをクライアントに指定します。有効な値はソケット、httpおよびhttpsです。デフォルトはソケットです。詳細は 3.3項「ソケット、HTTPまたはHTTPS」 を参照してください。 

archive 

任意 

あらかじめロードする、カンマで区切ったアーカイブ・ファイルのリスト。絶対パスでない場合はcodebaseからの相対パス。 

width 

必須 

Formの幅をピクセルで指定。 

height 

必須 

Formの高さをピクセルで指定。 

align 

任意 

left|center|right|top|middle|bottom 

alt 

任意 

アプレットのかわりに表示されるテキスト(ブラウザがアプレットをサポートしない場合) 

hspace 

任意 

水平方向の余白をピクセルで指定。 

vspace 

任意 

垂直方向の余白をピクセルで指定。 

type  

必須 

ハード コードされた値(JInitiatorに対しては"application/x-jinit-applet";AppletViewerには値はリクエストされません)。 

name 

任意 

アプレットのインスタンス名。 

title 

任意 

アドバイザリ・タイトル文字列。 

border 

任意 

表示する境界線 

standby 

任意 

ロード時に表示するテキスト。 

codetype 

任意 

デフォルトでタイプになります。 

Formsアプレットに固有のパラメータ(PARAMタグ内) 

serverHost 

任意 

Forms Serverのifsrv60.exeを実行するホスト(デフォルトはWebリスナー・マシン)。 

serverPort 

必須 

Forms Serverのifsrv60.exeがリスニングするポート。ほとんどの場合、ポート番号は9000(デフォルト)のままです。 

serverArgs 

必須 

Runform用のコマンド・ラインパラメータ下記のRunformパラメータを参照してください。

forms_paramを任意の有効なForms Runtimeコマンド・ラインパラメータで置換します。user_paramを任意の有効なユーザー定義パラメータで置換します。例、<param name="serverArgs" VALUE="module=order.fmx">

注意: Forms Runtimeコマンド・ラインとユーザー定義パラメータを複数指定できます。HTMLファイルにディレクトリ・パスを含めるか、FORMS60_PATH環境変数を定義して、.FMXファイルの物理ディレクトリ・パスを指定する必要があります。拡張子.FMXは任意です。 

splashScreen 

任意 

アプレットが表示される前に表示する.GIFファイルを指定。スプラッシュなしの場合は「NO」に設定します。デフォルトのスプラッシュを使用する場合は空白のままにします。 

background 

任意 

背景に表示する.GIFファイルを指定。背景なしの場合は「NO」に設定します。デフォルトの背景を使用する場合は空白のままにします。 

clientDPI 

任意 

1インチ当たりのドット数(DPI)を指定し、JVMによって戻されるDPI設定を上書きします。これにより、各プラットフォームのさまざまなDPI設定を管理できます。たとえば、Win32プラットフォームで開発されたフォームは、DPI値の違いにより、UNIXプラットフォーム上では正しく表示されない可能性があります。clientDPIの値には、すべての正の整数を指定できます。Oracleは50から200の整数を使用することをお薦めします。<param name="clientDPI" value="200"> 

separateFrame 

任意 

アプレットを分割フレーム内に表示するかどうかを指定。有効な値: TrueまたはFalse。 

lookAndFeel 

任意 

アプリケーションのルック・アンド・フィールを指定。有効な値: OracleまたはGeneric(Windows 95のルック・アンド・フィール)。 

colorScheme 

任意 

アプリケーションの配色を指定。有効な値: Teal、Titanium、Red、Khaki、Blue、OliveまたはPurple。

注意: lookAndFeelがGenericに設定されている場合、colorSchemeは無視されます。 

serverApp 

任意 

アプリケーションのクラス名がある場合に、デフォルトを置き換えます。アプリケーション固有のフォント・マッピングの作成およびアイコン・パスの設定には、アプリケーション・クラスを使用します。 

heartBeat 

任意 

このパラメータを使用して、クライアントが稼動中であることを示すためにサーバにパケットを送る頻度を設定します。この整数値は、分単位で定義します。デフォルトは2分です。 

imageBase 

任意 

このパラメータを使用してアイコンファイルが格納される場所を指定します。次の中から選択します。

  • codeBaseは、アイコン検索パスがJavaクラスを含むディレクトリに対応することを示します。アイコンをJARファイルに格納する場合にこの値を使用します(推奨)。

  • documentBaseは、デフォルトです。Forms Server CGIを使用した配置では、アイコンパスをカスタムアプリケーションファイル中に指定します。

 

registryPath 

任意 

このパラメータを使用して、serverAppパラメータで名前をつけたアプリケーションファイル名が格納されている仮想ディレクトリをリスト表示します。 

webformsTitle 

任意 

このパラメータを使用して、フォームの表示ウィンドウの上端に表れるタイトルを変更します。 

Runformパラメータ(serverArgsパラメータ) 

MODULE 

必須 

Formのモジュール名(任意でパスを含みます)。 

USERID 

任意 

scott/tiger@ORA8などのログイン文字列 

ユーザー定義パラメータ 

任意 

任意の名前/値のペア。 

5.4.1.2 デフォルトのformsweb.cfgファイル

デフォルトのformsweb.cfgファイルには次が含まれます。

; Forms Web CGI Configuration File 
; -------------------------------- 
; This file defines parameter values used by the Forms Web CGI 
; ******************************** 
; PARAMETER VALUES USED BY DEFAULT 
; ******************************** 
  ; SYSTEM PARAMETERS 
  ; ----------------- 
  ; These have fixed names and give information required by the Forms 
  ; Web CGI in order to function.  They cannot be specified in the URL query 
  ; string.  But they can be overriden in a named configuration (see below). 
baseHTML=<FORMS60>\server\base.htm 
baseHTMLJInitiator=<FORMS60>\server\basejini.htm 
HTMLdelimiter=% 
MetricsServerPort=9020 
MetricsServerErrorURL= 
  ; The next parameter specifies how to execute the Forms applet under 
  ; Microsoft Internet Explorer 5.0.  Put IE50=native if you want the 
  ; Forms applet to run in the browser's native JVM. 
IE50=JInitiator 

  ; USER PARAMETERS 
  ; --------------- 
  ; These match variables (e.g. %form%) in the baseHTML file. Their values 
  ; may be overridden by specifying them in the URL query string 
  ; (e.g. "http://myhost.mydomain.com/ifcgi60.exe?form=myform&width=700") 
  ; or by overriding them in a specific, named configuration (see below) 
  ; 1) Runform arguments: 
form=test.fmx 
userid= 
otherparams= 

  ; 2) HTML page title, attributes for the BODY tag, and HTML to add before and 
  ;    after the form: 
pageTitle=Forms Server 
HTMLbodyAttrs= 
HTMLbeforeForm= 
HTMLafterForm= 

  ; 3) Values for the Forms applet parameters: 
width=650 
height=500 
separateFrame=false 
splashScreen=no 
background=no 
lookAndFeel=Oracle 
colorScheme=teal 
serverApp=default 
serverPort=9000 
serverHost= 
connectMode=socket 
archive=f60web.jar 

  ; 4) Parameters for JInitiator 
    ; Page displayed to Netscape users to allow them to download JInitiator. 
    ; If you create your own version, set this parameter to point to it. 
jinit_download_page=/jinitiator/us/jinit_download.htm 
    ; Parameters related to the version of JInitiator. 
    ; These are valid for Oracle JInitiator version 1.1.7.16o 
    ; WARNING: You must update these if you upgrade to a later version 
    ; of JInitiator (as instructed in the documentation for that version) 
jinit_classid=clsid:9F77A997-F0F3-11d1-9195-00C04FC990DC 
jinit_exename=jinit.exe#Version=1,1,7,16 
jinit_mimetype=application/x-jinit-applet;version=1.1.7.16 
    ; Values for JInitiator version 1.1.7.18o: 
    ; jinit_classid=clsid:9F77A997-F0F3-11d1-9195-00C04FC990DC 
    ; jinit_exename=jinit11718.exe#Version=1,1,7,18 
    ; jinit_type=application/x-jinit-applet;version=1.1.7.18 
; ******************************** 
; SPECIFIC CONFIGURATIONS 
; ******************************** 
;  You may define your own specific, named configurations (sets of parameters) 
;  by adding special sections as illustrated in the following examples. 
;  Note that you need only specify the parameters you want to change.  The 
;  default values (defined above) will be used for all other parameters. 
;  Use of a specific configuration can be requested by including the text 
;  "config=<your_config_name>" in the query string of the URL used to run 
;  a form.  For example, to use the sepwin configuration, your could issue 
;  a URL like "http://myhost.mydomain.com/ifcgi60.exe?config=sepwin". 

; Example 1: configuration to run forms in a separate browser window with 
;            "generic" look and feel (include "config=sepwin" in the URL) 
[sepwin] 
separateFrame=True 
lookandfeel=Generic 

; Example 2: configuration affecting users of MicroSoft Internet Explorer 5.0. 
;            Forms applet will run under the browser's native JVM rather than 
;            using Oracle JInitiator. 
[ie50native] 
IE50=native 

; Example 3: configuration forcing use of the base.htm base HTML file in all 
;            cases (means applet-style tags will always be generated and 
;            JInitiator will never be used). 
[applet] 
baseHTMLJInitiator= 

; Example 4: configuration to run the demos 
;            PLEASE DO NOT REMOVE THIS EXAMPLE, ! 
;            It is needed to run the Forms demos (if they are installed) 
[demo] 
pageTitle=Forms Server Demos 
width=700 
height=550 
form=start60 
userid=%Demos_ConnectString% 
archive=f60all.jar, oracle_ice-4_03_1.jar 
serverApp=/forms60demo/demo 
lookAndFeel=oracle 
colorScheme=teal 

5.4.2 base.htmおよびbasejini.htm

Forms Serverのインストレーションと構成時に、Oracle Installerによって2つのベースHTMLファイルがシステムに作成されます。ほとんどの場合、これらのファイルの変更は必要ありません。

ユーザーが最初にWeb対応のアプリケーションを開始すると(アプリケーションのURLへのリンクをクリックすることで)、ベースHTMLファイルがForms CGIによって読み込まれます。ベースHTMLファイル内の任意の変数(%variablename%)は、5.4.1項「formsweb.cfg」での説明のように、formsweb.cfgファイルに指定された適切なパラメータ値によって置き換えられるか、URLリクエストがある場合はそのクエリー・パラメータの値によって置き換えられます。次にベースHTMLファイルがユーザーのWebブラウザにダウンロードされます。

注意:

変更する任意のベースHTML変数は、5.4.1項「formsweb.cfg」の説明のように、対応するformsweb.cfgファイルのパラメータ値を変更することで変更できます。

次のベースHTML初期ファイルを\<FORMS60>\serverディレクトリで利用できます:

ベースHTMLファイルを新規作成する場合は次の作業を行います。

  1. \<FORMS60>\serverディレクトリにある、basejini.htmまたはbase.htm初期ファイルをコピーします。

  2. ファイル名を変更します(たとえば、order.htm)。

  3. ユーザーに表示されるテキストを追加または変更します(たとえば、<TITLE>および<BODY>タグ内のテキスト)。

  4. 必要に応じてパラメータを変更します。5.4.1項「formsweb.cfg」の説明にあるように、ベースHTMLファイルの変数を使用して、実際の値はformsweb.cfgファイルに指定することをお薦めします。

  5. 新しいベースHTMLファイルを任意のディレクトリ内に置きます。formsweb.cfgファイル内のベースHTMLパラメータ(またはベースHTMLJInitiatorパラメータ)を更新して、ベースHTMファイルの完全な物理パスが含まれるようにします。

5.4.2.1 ベースHTMLファイル内のパラメータと変数

注意:

base.htmまたはbasejini.htmファイルで提供されるパラメータ・タグを使用しない場合は、ファイルから削除してください。

パラメータ  必須/任意  パラメータ値 

CGIシステム変数 

leastloadedhost 

任意 

ロード・バランス用。第12章「ロード・バランスに関する考慮事項」参照。

ベースHTMLファイルまたはformsweb.cfgファイルのどちらかに指定できる変数です。ロード・バランスの設定では、負荷の最も低いマシン名を指定する必要があります。推奨するデフォルトのベースHTMLファイルを使用して、ロード・バランスを設定するときは必ずserverHost=%leastloadedhost%をformsweb.cfgファイルに指定してください。

ロード・バランスを使用している場合は、負荷が最も低いシステムの名前によって、このプレースホルダが動的に置き換えられます。 

標準のアプレットまたはオブジェクトのパラメータ

注意:残りのパラメータ値を変数(%variablename%)としてベースHTMLファイルで指定することをお薦めします。例:

<PARAM NAME="connectMode"  VALUE="%connectMode%">

次に、実際のパラメータ値を5.4.1.1項「formsweb.cfgファイル内のパラメータ」で定義されるformsweb.cfgファイルに指定します。すべての変数が実行時に適切なパラメータ値で置き換えられます。 

5.4.2.2 使用方法

5.4.2.3 デフォルトのbase.htmファイル

<HTML> 
<!-- FILE: base.htm (Forms Server)                        --> 

<!-- This is the default base HTML file for running a form on the   --> 
<!-- web using APPLET-style tags to include the Forms applet.       --> 
<!-- This file will be REPLACED if you reinstall "Forms Web CGI and --> 
<!-- cartridge", so you are advised to make your own version if you --> 
<!-- want to make any modifications.  You should then set the       --> 
<!-- baseHTML parameter in the Forms web CGI configuration file     --> 
<!-- (formsweb.cfg) to point to your new file instead of this one.  --> 

<!-- IMPORTANT NOTE: default values for all the variables which     --> 
<!-- appear below (delimited by the percent character) are defined  --> 
<!-- in the formsweb.cfg file. It is preferable to make changes in  --> 
<!-- that file where possible, and leave this one untouched.        --> 

<HEAD><TITLE>%pageTitle%</TITLE></HEAD> 

<BODY %HTMLbodyAttrs%> 
%HTMLbeforeForm% 

<!-- Forms applet definition (start) --> 
<APPLET CODEBASE="/forms60java/" 
        CODE="oracle.forms.engine.Main" 
        ARCHIVE="%archive%" 
        WIDTH="%Width%" 
        HEIGHT="%Height%"> 

<PARAM NAME="serverPort" VALUE="%serverPort%"> 
<PARAM NAME="serverHost" VALUE="%serverHost%"> 
<PARAM NAME="connectMode" VALUE="%connectMode%"> 
<PARAM NAME="serverArgs" 
       VALUE="module=%form% userid=%userid% %otherParams%"> 
<PARAM NAME="separateFrame" VALUE="%separateFrame%"> 
<PARAM NAME="splashScreen"  VALUE="%splashScreen%"> 
<PARAM NAME="background"  VALUE="%background%"> 
<PARAM NAME="lookAndFeel"  VALUE="%lookAndFeel%"> 
<PARAM NAME="colorScheme"  VALUE="%colorScheme%"> 
<PARAM NAME="serverApp" VALUE="%serverApp%"> 

</APPLET> 
<!-- Forms applet definition (end) --> 

%HTMLafterForm% 

</BODY> 
</HTML> 

5.4.2.4 デフォルトのbasejini.htmファイル

<HTML> 
<!-- FILE: basejini.htm (Forms Server)                             --> 

<!-- This is the default base HTML file for running a form on the   --> 
<!-- web using JInitiator-style tags to include the Forms applet.   --> 
<!-- This file will be REPLACED if you reinstall "Forms Web CGI and --> 
<!-- cartridge", so you are advised to make your own version if you --> 
<!-- want to make any modifications.  You should then set the       --> 
<!-- baseHTML parameter in the Forms web CGI configuration file     --> 
<!-- (formsweb.cfg) to point to your new file instead of this one.  --> 

<!-- IMPORTANT NOTE: default values for all the variables which     --> 
<!-- appear below (delimited by the percent character) are defined  --> 
<!-- in the formsweb.cfg file. It is preferable to make changes in  --> 
<!-- that file where possible, and leave this one untouched.        --> 

<HEAD><TITLE>%pageTitle%</TITLE></HEAD> 

<BODY %HTMLbodyAttrs%> 
%HTMLbeforeForm% 

<!-- Forms applet definition (start) --> 
<OBJECT classid="%jinit_classid%" 
        codebase="/jinitiator/%jinit_exename%" 
        WIDTH="%Width%" 
        HEIGHT="%Height%" 
        HSPACE="0" 
        VSPACE="0"> 
<PARAM NAME="TYPE"       VALUE="%jinit_mimetype%"> 
<PARAM NAME="CODEBASE"   VALUE="/forms60java/"> 
<PARAM NAME="CODE"       VALUE="oracle.forms.engine.Main" > 
<PARAM NAME="ARCHIVE"    VALUE="%archive%" > 

<PARAM NAME="serverPort" VALUE="%serverPort%"> 
<PARAM NAME="serverHost" VALUE="%serverHost%"> 
<PARAM NAME="connectMode" VALUE="%connectMode%"> 
<PARAM NAME="serverArgs" 
       VALUE="module=%form% userid=%userid% %otherParams%"> 
<PARAM NAME="separateFrame" VALUE="%separateFrame%"> 
<PARAM NAME="splashScreen"  VALUE="%splashScreen%"> 
<PARAM NAME="background"  VALUE="%background%"> 
<PARAM NAME="lookAndFeel"  VALUE="%lookAndFeel%"> 
<PARAM NAME="colorScheme"  VALUE="%colorScheme%"> 
<PARAM NAME="serverApp" VALUE="%serverApp%"> 
<COMMENT> 
<EMBED SRC="" PLUGINSPAGE="%jinit_download_page%" 
        TYPE="%jinit_mimetype%" 
        java_codebase="/forms60java/" 
        java_code="oracle.forms.engine.Main" 
        java_archive="%archive%" 
        WIDTH="%Width%" 
        HEIGHT="%Height%" 
        HSPACE="0" 
        VSPACE="0" 

        serverPort="%serverPort%" 
        serverHost="%serverHost%" 
        connectMode="%connectMode%" 
        serverArgs="module=%form% userid=%userid% %otherparams%" 
        separateFrame="%separateFrame%" 
        splashScreen="%splashScreen%" 
        background="%background%" 
        lookAndFeel="%lookAndFeel%" 
        colorScheme="%colorScheme%" 
        serverApp="%serverApp%" 
> 
<NOEMBED> 
</COMMENT> 
</NOEMBED></EMBED> 
</OBJECT> 
<!-- Forms applet definition (end) --> 

%HTMLafterForm% 
</BODY> 
</HTML> 

5.5 HTTPS接続モード設定の追加ステップ

HTTPS接続モードではファイアウォールを越えるために、HTTPを使用して通信します。また、Forms ServerはSSLをトランスポート・プロトコルとして使用して、機密性、整合性およびサーバー認証を提供します。この通信モードの説明は、3.3.3項「HTTPS」を参照してください。

HTTPS通信モードを使用するには、Forms ServerをHTTPSモードで開始する前に次を行う必要があります。

注意:

HTTPS接続モードを使用するには、Oracle Wallet Managerがインストールされている必要があります。Oracle Wallet ManagerがForms Serverマシンにインストールされているかは、Oracle Installerの「カスタム・インストール」オプションを実行することでチェックできます。Oracle Wallet ManagerがInstallerの右側のリスト ボックスに表示されれば、製品がインストールされています。表示されない場合はこの時点でインストールしてください。

注意:

サーバー認証を提供するForms Serverマシンのすべてに、Oracle Wallet Managerがインストールされている必要があります。

5.5.1 HTTPS環境変数のカスタマイズ

Forms Serverのインストール中に、HTTPSモードに関連付けられた2つの環境変数が設定されます。これらの環境変数がセキュリティのニーズに合うように設定されていることを確認し、必要な場合はHTTPSモードで実行するすべてのForms Serverマシン上で変更します。環境変数の変更方法は、5.3.1項「環境変数のカスタマイズ」を参照してください。

環境変数   

FORMS60_HTTPS_NEGOTIATE_DOWN 

デフォルト値はFALSEです。

有効な値はTRUEおよびFALSEです。TRUEに設定されると、128ビットの暗号化を使用するサーバーは、クライアントによってサポートされる最高レベルに合せて暗号化を調整します。FALSEに設定すると、サーバーは128ビットの暗号化をサポートしないクライアント接続を拒否します。詳細は 3.3.3項「HTTPS」 を参照してください。 

FORMS60_WALLET 

デフォルト値は\<ORACLE_HOME>\<FORMS60>\walletです。

サーバー認証に使用される証明書を保持する"Wallet"を含むディレクトリ。 

5.5.2 Oracle Wallet Managerを使用してWalletを作成し、証明書を要求する

公開鍵暗号ではとりわけ証明書が要求されます。ユーザー証明書は認証局(CA)と呼ばれる第三者機関によって発行されます。証明書は安全な方法で取得され、アクセスのたびに証明書の妥当性チェックは必要ありません。

Forms ServerとHTTPSモードを使用するJavaクライアントの場合は、Javaクライアントはユーザー証明書を使用して、サーバー証明書を検証することで、そのForms Serverが妥当なサーバーであることをチェックします。Oracle Wallet Managerを使用してWalletを作成し、ユーザー証明書を要求します。

Oracle Wallet Managerのインストール後、次の作業を行って、HTTPS通信モードの使用時に要求されるユーザー証明書を取得する必要があります。

次の項では、Oracle Wallet Managerにおける前述のステップを完了する方法の概要を提供します。詳細は、『Oracle Wallet Managerセキュリティ・ガイド』ドキュメントを参照してください。

注意:

複数のForms Serverマシンがある場合は、各マシンごとに一意の証明書を要求するか、同じ証明書をすべてのマシン上で使用できます。

5.5.2.1 Walletの作成

Walletを次のように作成します。

  1. メニューバーから「Wallet新規作成」をクリックします。「新規 Wallet」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. 「Walletのパスワード」フィールドにパスワードを入力します。

  3. パスワードの確認フィールドにパスワードを再入力します。

  4. OK」をクリックして続行します。新規に空のWalletが作成されたことを告げるメッセージが表示され、証明書要求を作成するかどうかがプロンプトで求められます。

  5. はい」をクリックして、5.5.2.2項「証明書要求の作成」を参照します。

5.5.2.2 証明書要求の作成

証明書要求を次のように作成します。

  1. 次の情報を「証明書要求」ダイアログ・ボックスに入力します。

    • 共通の名前: 証明書アイデンティティの名前を、名前が先で名字が後の書式で入力します。

    • 組織単位: アイデンティティの組織単位での名前を入力します。たとえば、財務とします。

    • 組織: アイデンティティの組織名を入力します。たとえば、XYZ Corpとします。

    • 市町村: 市町村名を入力します。

    • 都道府県: 都道府県名を入力します。

    • : リストをクリックして国名の略称リストを表示します。組織が置かれている国をクリックして選択します。

    • キー サイズ: ドロップダウン・ボックスをクリックして、暗号/復号鍵のペアを作成するときの鍵のサイズを参照します。

    • 詳細: 「詳細」をクリックして、「証明書要求詳細」ダイアログ・パネルを表示します。このフィールドを使用して、iIDの識別名(DN)を編集またはカスタマイズします。

  2. OK」をクリックします。証明書要求が正常に作成されたことが「Oracle Wallet Manager」メッセージ・ボックスに表示されます。

  3. メッセージ ボックスの本文から証明書要求テキストをコピーして、電子メールのメッセージに貼り付けます。要求を認証局に送信します。

  4. OK」をクリックします。Oracle Wallet Managerのメイン・ウィンドウが再び表示されます。証明書のステータスが「要求済み」に変更されます。

5.5.2.3 ユーザー証明書のインポート

ユーザー証明書をCAから受け取った後、作成したWalletにインポートする必要があります。2つのいずれかの方法でインポートできます。

ユーザー証明書を貼り付けるには:

  1. メニューバーから「操作ユーザー証明書のインポート」をクリックします。「ユーザー証明書のインポート」ダイアログ・ボックスが開きます。

  2. 証明証の貼付け」ラジオ・ボタンをクリックして、「OK」をクリックします。「ユーザー証明書のインポート」ダイアログ・ボックスが開き、次のメッセージが表示されます。"base64書式の証明書を下に貼り付けてください"。

  3. 受信した電子メールの本文からユーザー証明書をコピーします。

  4. 証明書をウィンドウに貼り付けて、「OK」をクリックします。ウィンドウの下に、ユーザー証明書が正常にインストールされましたというメッセージが表示されます。

  5. OK」をクリックします。Oracle Wallet Managerのメイン・パネルが再び表示され、ユーザー証明書がUser Certificatesツリーの一番下に表示されます。

ユーザー証明を含むファイルをインポートするには:

  1. メニューバーから「操作ユーザー証明書のインポート」をクリックします。「ユーザー証明書のインポート」ダイアログ・ボックスが開きます。

  2. ユーザー証明書のあるパス名またはフォルダ名を入力します。

  3. ユーザー証明書ファイルの名前(例、cert.txt)をクリックして選択します。

  4. OK」をクリックします。ウィンドウの下に、ユーザー証明書がWalletに正常にインポートされましたというメッセージが表示されます。

  5. OK」をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。Oracle Wallet Managerのメイン・パネルが再び表示され、ユーザー証明書がUser Certificatesツリーの一番下に表示されます。

5.5.2.4 「自動ログイン」を「ON」に設定

Oracle Wallet Manager Auto Login機能により、Walletのコピーが自動的に開かれます。そのため、Walletにパスワードを提供する必要がなく、サーバー認証が行われます。

「自動ログイン」を「ON」に設定するには:

  1. メニューバーから「Wallet」をクリックします。

  2. 自動ログイン」メニュー項目の隣のチェックボックスをクリックします。

  3. 「ユーザー証明書が正しくインストールされました」というメッセージが、ウィンドウの下に表示されます。

注意:

自動ログイン」メニュー項目の隣のチェックボックスは、クリックのたびにオンとオフに切り替わります。チェックマークを消去するには、再度チェックボックスをクリックします。今度はautologinが使用不可になります。

注意:

「自動ログイン」はサーバー認証を提供するすべてのForms Serverマシンで、「ON」に設定される必要があります。

5.6 次のステップ

Forms Serverの構成が完了したら、アプリケーションをWebに配置できます。詳細は、第6章「Webへのフォームの配置」を参照してください。


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