Forms Server for Windows and UNIX
Formsアプリケーション Web利用ガイド
リリース6i

J00496-01

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目次

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4
クイック・スタート構成のステップ

4.1 概要

この章は、Forms Serverの迅速な構成とテストに役立ちます。この章ではOracle Installerで使用可能な、自動構成プロセスを主に使用するユーザーを対象にしています。

4.2 Oracle Installerについて

Oracle Installerを使用すると、平易かつ実効的な方法で、Forms Serverおよびすべてのオプションをインストールすることができます。Oracle Installerを使用すると、ユーザーはアプリケーションをただちに実行できます。

Oracle Installerは構成ステップのほとんどを、インストレーションの一部として自動的に行います。さまざまなデフォルトのインストールが可能です。ユーザーはOracle Installerを使用して、Forms Serverを1台のマシンにインストールすることも、ロード・バランスを使用する複数のマシンにインストールすることもできます。実際にはいくつかの手動ステップが要求されることがありますが、その場合でもインストレーション・プロセス中に生成される"Configuration Instructions"ファイルに、行うべき操作が指示されます。

Forms Serverを手動で構成する場合は、第5章「Forms Serverの構成」を参照してください。

4.3 Oracle Installerを使用してForms Serverを構成する

この項ではできるだけ迅速に構成を完了して立上げることを目指します。この項で説明されるステップに従うと、Forms Serverは最も基本的なオプションで構成されます。Forms ServerとWebDBリスナーを1台のマシンにインストールした後で、Forms Serverのインストレーションをテストする方法を説明します。

4.3.1 Oracle Installerの起動

Oracle Installerを実行する前に、Forms ServerをインストールするWindows NTのワークステーションの管理者権限があることを確認してください。Oracle Installerを実行するには次のステップに従います。

  1. 起動しているWindowsアプリケーションをすべて終了します。

  2. 「スタート」「ファイル名を指定して実行」を選択すると「ファイル名を指定して実行」ダイアログが表示されます。

  3. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスに次のように入力します(D:は実際のCD-ROMドライブの文字に置き換えます)。

    D:\SETUP.EXE
    
    
  4. 「OK」をクリックして、Oracle Installerを起動します。

インストレーションの開始に先立ち、次の2つのダイアログ・ボックスが表示されます。

4.3.2 Forms Serverのインストール

WebDB Listenerとすべてのデフォルト値を使用して、Forms Serverを1台のマシンにインストールする場合は、次のステップに従ってください。

  1. Oracle Forms Serverをクリックします。

    このオプションでForms Serverをインストールします。

  1. 標準」をクリックします。

    このオプションでは、製品コンポーネントを自動的にインストールすることができます。

  1. Web配置用Forms Server」をクリックします。

    このオプションでは、Oracle FormsアプリケーションをWebアプリケーションとして、1台以上のサーバー・マシンで実行するのに必要なコンポーネントのインストールと構成を行います。今回のインストレーションを1台のマシン構成にするか、ロード・バランスを使用する複数マシン構成の一部にするかの選択肢が表示されます。

  1. 単一マシン構成」をクリックします。

    このオプションは、Forms Serverを1台のマシンのみにインストールする場合に選択します。

  1. Orcle WebDB Listenerの使用」をクリックします。

    WebDB Listenerのインストールと構成を行う場合は、このオプションを選択します。

  1. はい」をクリックしてサービスを作成し、開始します。

    選択したコンポーネントは、使用する前に開始する必要があります。
  1. OK」をクリックして、WebDB Listenerのデフォルトを受け入れます。

    これにより、ホスト名およびWebDB Listenerポート番号に対してデフォルト値が設定されます。
  1. OK」をクリックして、Oracle Formsをインストールするディレクトリを設定します。

  2. OK」をクリックして、Forms Serverパラメータのデフォルト値を受け入れます。

  3. OK」をクリックして、Oracle JInitiatorをインストールするディレクトリを設定します。

4.3.3 Oracle Installerで行われること

Oracle Installerによってマシンの依存性が自動的に分析された後、ユーザーが選択したオプションに基づいてForms Serverが構成されます。

Oracle Installerにより、インストールの終了時に構成指示ファイルが作成され、作成された設定を参照できます。インストレーション・プロセス完了後に、構成指示ファイルを印刷し、その記述に従って構成操作を完了できます。

Oracle Installerと構成指示ファイルの詳細は、付録D「Oracle Installerリファレンス」を参照してください。

4.4 インストール後の構成のテスト

これでサーバー環境が構成されたので、インストレーションと構成をテストできます。

4.4.1 Web Form Testerへのショートカット

標準のテスト・フォームを実行するためのショートカット"Run Form on the Web"が、Forms Serverプログラム・グループ内に作成されました。ショートカットのターゲットは、C:\ORANT\tools\web60\html\runform.htmです。ショートカットをデスクトップ上に置いて今後のテストに使用できます。

4.4.2 Web Form Testerの実行

インストレーションおよび構成をテストするには、Webブラウザからショートカットをクリックするか、「スタートプログラムOracle Forms 6iRun Form on the Web」をクリックします。

Web Form Tester HTMLファイル、runform.htmがWebブラウザで表示されます。Web Form Testerに追加情報を入力せず、ただちにインストレーションをテストする場合は次のようにします。

  1. Run Form」をクリックして、デフォルトのテスト・フォーム、test.fmxを別のWebブラウザで表示します。

  2. Webブラウザでテスト・フォームが表示されたら、「OK」をクリックします。

注意:

デフォルトのテスト・フォームを参照するには、Jinitiatorをプラグインとしてインストールする必要があります。Jinitiatorがマシンにインストールされていない場合は、プラグインをダウンロードする指示に従う必要があります。インストレーション・プロセスの詳細は、付録B「Oracle JInitiator」を参照してください。

4.4.3 他のフォームをWeb Form Testerでテストする

フォーム名を「Form」フィールドに入力すると、他のフォームをWeb Form Testerでテストできます。

Web Form Testerには次のフィールドがあります。

Runformパラメータ

Webリスナー(HTTPD)の詳細

4.4.4 URLのコピー

テスト・フォームがWebブラウザに表示されたら、テスト・フォームによって生成されたURLリンクを、Webサイトにリンクとして追加します。そのリンクからユーザーがフォームを実行できます。

Webブラウザの「場所:」フィールド(Netscape Navigator)または「アドレス」フィールド(MS Internet Explorer)からURLをコピーしてWebページに貼り付け、ユーザーがそのWebページからフォームを実行できるようにします。

4.5 次のステップ

実際にアプリケーションを配置するには、いくつかのステップを実行する必要があります。そのステップにはランタイム実行可能ファイルの作成、Webサーバーへの実行可能ファイルの配置、アプリケーションのURLのブロードキャストおよびWebブラウザでのアプリケーションのテストが含まれます。

これらのステップは第6章「Webへのフォームの配置」で説明します。



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