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この章は、Forms Serverの迅速な構成とテストに役立ちます。この章ではOracle Installerで使用可能な、自動構成プロセスを主に使用するユーザーを対象にしています。
Oracle Installerを使用すると、平易かつ実効的な方法で、Forms Serverおよびすべてのオプションをインストールすることができます。Oracle Installerを使用すると、ユーザーはアプリケーションをただちに実行できます。
Oracle Installerは構成ステップのほとんどを、インストレーションの一部として自動的に行います。さまざまなデフォルトのインストールが可能です。ユーザーはOracle Installerを使用して、Forms Serverを1台のマシンにインストールすることも、ロード・バランスを使用する複数のマシンにインストールすることもできます。実際にはいくつかの手動ステップが要求されることがありますが、その場合でもインストレーション・プロセス中に生成される"Configuration Instructions"ファイルに、行うべき操作が指示されます。
Forms Serverを手動で構成する場合は、第5章「Forms Serverの構成」を参照してください。
この項ではできるだけ迅速に構成を完了して立上げることを目指します。この項で説明されるステップに従うと、Forms Serverは最も基本的なオプションで構成されます。Forms ServerとWebDBリスナーを1台のマシンにインストールした後で、Forms Serverのインストレーションをテストする方法を説明します。
Oracle Installerを実行する前に、Forms ServerをインストールするWindows NTのワークステーションの管理者権限があることを確認してください。Oracle Installerを実行するには次のステップに従います。
D:\SETUP.EXE
インストレーションの開始に先立ち、次の2つのダイアログ・ボックスが表示されます。
WebDB Listenerとすべてのデフォルト値を使用して、Forms Serverを1台のマシンにインストールする場合は、次のステップに従ってください。
Oracle Installerによってマシンの依存性が自動的に分析された後、ユーザーが選択したオプションに基づいてForms Serverが構成されます。
Oracle Installerにより、インストールの終了時に構成指示ファイルが作成され、作成された設定を参照できます。インストレーション・プロセス完了後に、構成指示ファイルを印刷し、その記述に従って構成操作を完了できます。
Oracle Installerと構成指示ファイルの詳細は、付録D「Oracle Installerリファレンス」を参照してください。
これでサーバー環境が構成されたので、インストレーションと構成をテストできます。
標準のテスト・フォームを実行するためのショートカット"Run Form on the Web"が、Forms Serverプログラム・グループ内に作成されました。ショートカットのターゲットは、C:\ORANT\tools\web60\html\runform.htmです。ショートカットをデスクトップ上に置いて今後のテストに使用できます。
インストレーションおよび構成をテストするには、Webブラウザからショートカットをクリックするか、「スタート」「プログラム」「Oracle Forms 6i」「Run Form on the Web」をクリックします。
Web Form Tester HTMLファイル、runform.htmがWebブラウザで表示されます。Web Form Testerに追加情報を入力せず、ただちにインストレーションをテストする場合は次のようにします。
注意:デフォルトのテスト・フォームを参照するには、Jinitiatorをプラグインとしてインストールする必要があります。Jinitiatorがマシンにインストールされていない場合は、プラグインをダウンロードする指示に従う必要があります。インストレーション・プロセスの詳細は、付録B「Oracle JInitiator」を参照してください。
フォーム名を「Form」フィールドに入力すると、他のフォームをWeb Form Testerでテストできます。
Web Form Testerには次のフィールドがあります。
Runformパラメータ
Webリスナー(HTTPD)の詳細
テスト・フォームがWebブラウザに表示されたら、テスト・フォームによって生成されたURLリンクを、Webサイトにリンクとして追加します。そのリンクからユーザーがフォームを実行できます。
Webブラウザの「場所:」フィールド(Netscape Navigator)または「アドレス」フィールド(MS Internet Explorer)からURLをコピーしてWebページに貼り付け、ユーザーがそのWebページからフォームを実行できるようにします。
実際にアプリケーションを配置するには、いくつかのステップを実行する必要があります。そのステップにはランタイム実行可能ファイルの作成、Webサーバーへの実行可能ファイルの配置、アプリケーションのURLのブロードキャストおよびWebブラウザでのアプリケーションのテストが含まれます。
これらのステップは第6章「Webへのフォームの配置」で説明します。
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