Forms Server for Windows and UNIX
Formsアプリケーション Web利用ガイド
リリース6i

J00496-01

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A
Forms Serverパラメータ

A.1 概要

この付録には、FormsおよびGraphicsをForms Serverに構成するために使用するパラメータが含まれています。

A.2 Windows 95およびWindows NTのレジストリ

Windows 95およびWindows NTの場合、Oracle Installerは新規のORACLEセクションをレジストリ内に作成します。Oracleレジストリには、Oracleホーム・ディレクトリ名、製品の作業環境ファイルの場所、およびヘルプ・ファイルの場所などを管理する構成パラメータが含まれています。WindowsのNet8を使用する場合、構成パラメータはネットワーク通信に使用するドライバおよびNet8が操作パラメータのために使用する値も判断します。

A.2.1 レジストリの表示および変更

レジストリ・エディタを使用してMicrosoft Windows レジストリを表示したり、オプションで編集できます。このエディタは、Windowsソフトウェアがインストールされているディレクトリにあります。

エディタを起動するには、次の手順を実行します。

  1. スタートファイル名を指定して実行」を選択します。

  2. REGEDITと入力します。

  3. OK」をクリックします。

  4. レジストリ・エディタで、HKEY_LOCAL_MACHINEノードを拡張します。

  5. SOFTWAREノードを拡張します。

  6. Oracle構成パラメータを表示するには、[ORACLE]キーをクリックします。

  7. パラメータ名をダブルクリックして「文字列の編集」ダイアログ・ボックスを表示し、パラメータ値を変更できます。

  8. 「値のデータ」テキスト・ボックス内の値を変更します。

  9. OK」をクリックして、新しい値を使用します。

A.3 構成パラメータ

Oracle Installerは多くのパラメータを自動的に設定します。Oracle製品には一部のパラメータが必要です。これらのパラメータは表A-1に列挙されています。その他のパラメータを使用すると、製品の動作をカスタマイズできます。これらについては、A.3.2項「カスタマイズ可能パラメータ」で説明されています。

A.3.1 必須パラメータ

この項で列挙するパラメータは、Oracle Installerによって自動的に設定されたり、削除されます。これらのパラメータは、様々なOracle製品を正しく機能させるために必要です。

注意:

この項で列挙されているパラメータの設定を変更しないでください。変更した場合、1つ以上のOracle製品が正しく機能しなくなることがあります。

次に列挙するパラメータ内のnnは、製品またはコンポーネントのリリース番号を指定します。Oracle製品の新規リリースにアップグレードする場合、この番号は変更されることがあります

表A-1 必須パラメータ
パラメータ  設定 

BROWSERnn 

ORACLE_HOME\BROWSEnn 

DEnn 

ORACLE_HOME\TOOLS\COMMONnn 

FORMSnn 

ORACLE_HOME\FORMSnn 

GRAPHICSnn 

ORACLE_HOME\GRAPHnn 

MMnn 

ORACLE_HOME\TOOLS\COMMONnn 

OCLnn 

ORACLE_HOME\GRAPHnn 

PROnn 

ORACLE_HOME\PROnn 

RDBMSnn 

ORACLE_HOME\RDBMSnn 

RWnn 

ORACLE_HOME\REPORTnn 

TKnn 

ORACLE_HOME\TOOLS\COMMONnn 

VGSnn 

ORACLE_HOME\TOOLS\COMMONnn 

A.3.2 カスタマイズ可能パラメータ

この項で列挙されているパラメータは、Oracle製品の様々なアスペクトを制御します。動作をカスタマイズするために、これらのパラメータ設定を変更できます。

次の項では、各パラメータのデフォルト設定(存在する場合)を列挙します。デフォルト値に自動設定されないパラメータを説明します。パラメータ・リストには、有効値の説明および例が含まれています。

FORMS60_PATH

デフォルト: ORACLE_HOME\FORMS60\PLSQLLIB

有効値: すべてのドライブ上のすべてのディレクトリ

例:

FORMS60_PATH=C:\oracle\apps\forms;C:\myfiles

このパラメータは、Form Builderランタイム・アプリケーションで使用されるファイルの検索パスを指定します。これらには、フォーム・ファイル(.fmx)、メニュー・ファイル(.mmx)、PL/SQLライブラリ(.pll)および実行時にアプリケーションがファイルからロードしようとするその他のオブジェクトが含まれます。たとえば、イメージ・ファイルscooter.tifをインポートする場合、Form Builderはこのファイルを見つけるために、FORMS60_PATHで指定されたディレクトリを検索します。

FORMS60_PATHでは複数のディレクトリを指定できます。パス・リスト内でディレクトリ名を分離するには、セミコロン(;)を使用します。

FORMS60_REPFORMAT

デフォルト: なし

有効値: HTML、PDF

例:

FORMS60_REPFORMAT=HTML

RUN_PRODUCTを使用してフォームからレポートを実行するためにブラウザを起動する場合、FORMS60_REPFORMAT環境変数を設定する必要があります。このパラメータはレポート・フォーマットを指定します。

FORMS60_TIMEOUT

デフォルト: 15

有効値: 1 - 1440(1日)

例:

FORMS60_TIMEOUT=1440

このパラメータは、クライアントがForms Serverと通信しない場合にForms Serverプロセスが終了するまでの所要時間(分)を指定します。

GRAPHICS60_PATH

デフォルト: なし

有効値: すべてのドライブ上のすべてのディレクトリ

例:

GRAPHICS60_PATH=C:\oracle\apps\graphics;C:\myfiles

このパラメータは、Graphicsランタイム・アプリケーションで使用されるファイルの検索パスを指定します。これらには、図表ファイル(.ogr)、イメージ、外部問合せ、および実行時にアプリケーションがファイルからロードしようとするその他のオブジェクトが含まれます。たとえば、イメージ・ファイルscooter.tifをインポートする場合、Graphics Builderはこのファイルを見つけるために、GRAPHICS60_PATHで指定されたディレクトリを検索します。

GRAPHICS60_PATHでは複数のディレクトリを指定できます。パス内のディレクトリを分離するには円記号(\)を使用し、完全パスを分離するにはセミコロン(;)を使用します。

NLS_LANG

デフォルト: AMERICAN_AMERICA.WE8ISO8859P1

有効値: 現行の使用可能な値リストの詳細は『NLSガイド』を参照してください。またはCDの中の\bonus\nls\nlsd2r1.wriを参照してください。

例:

NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.WE8ISO8859P1

このパラメータは、メッセージ・ファイルで表示される言語を設定します。NLS_LANGの構文の一例を次に示します。

NLS_LANG=<language>_<territory>.<char_set>

各項目の内容は次のとおりです。

ORACLE_HOME

デフォルト: Window95の場合はC:\ORAWIN95、Windows NTの場合はC:\ORANT

有効値: すべてのドライブ上のすべてのディレクトリ

例:

ORACLE_HOME=C:\orawin95

このパラメータは、Windows版Oracle製品がインストールされるホーム・ディレクトリを指定します。このディレクトリは、Oracleディレクトリ階層で一番上のディレクトリです。


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