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この章では、この製品の以前のリリースをインストールしている環境にForms Developerリリース 6iをインストールする方法を説明します。
(以前のリリースでは、製品の名称がOracle DeveloperまたはDeveloper/2000であったことに注意してください。)
ここで取り扱うのは、次の2項目です。
完全アップグレードの推奨
この製品の以前のリリース(6.0より前)からアップグレードする場合は、現在インストールされているコンポーネントをすべてアップグレードしてください。リリース 1またはリリース 2を使用している場合、これは特に重要です。Tools Utilities、GUI Common filesおよびRequired Support Filesなどの基盤となるサポート・ファイルをアップグレードするため、古いコンポーネントのセットを新しいものと一緒に実行することはできません。
(リリース 6.0からこの6iへのアップグレードでは、すべてを再インストールする必要はありません。)
ORACLE_HOMEディレクトリの名称
Microsoft Windows 3.x上で旧バージョンのOracle Developerを使用していた場合、ORACLE_HOME
ディレクトリに相当するディレクトリ名はORAWINです。オペレーティング・システムをWindows 95、98またはNTにアップグレードした場合は、ORAWINディレクトリが使用されています。
Forms Developerリリース 6iをインストールすると、ORACLE_HOMEディレクトリが新しく作成されます。この新しいディレクトリには、ORAWIN95(Windows 95)、ORAWIN98(Windows 98)またはORANT(Windows NT)という名前が付けられます。どのような場合にも、以前のORAWINディレクトリが使用または上書きされることはありません。
注意: 適切なアップグレード・スクリプトを実行するまで、Oracle Developerデータベース表をインストールしたり、作成したりしないでください。製品リソース・ファイル(.RES)(たとえば、 fmrjaw.res
)がカスタマイズされている場合は、アップグレードする前にこれらのファイルのバックアップを取っておく必要があります。
アップグレード方法
製品の新バージョンをCD-ROMからインストールするには、Oracle Installerを使用します。このツールおよびツールのオプションについての知識が十分にない場合は、以前の章にある指示に従ってください。(このリリースのOracle Installerでは、新しいオプションが使用されます。)
アプリケーションをWebに配布する場合は、Forms Serverの新バージョンのインストール、または新バージョンへのアップグレードも行う必要があります。
サーバーに関する考慮事項
Forms Developerリリース 6iでは、CGI(Common Gateway Interface)形式およびカートリッジ形式のリスナーをサポートしています。
Forms DeveloperのCD-ROMで提供しているOracle WebDB Listenerを利用するのが手軽な方法ですが、どのようなWebサーバーも使用できます。
現在Developerリリース6.0およびOracle Application Server(OAS)リリース 4.0.7を使用しており、Forms Developerリリース6iとOASを継続して使用する場合には、OASリリース 4.0.8もインストールする必要があります。次の項目を考慮してください。
OASリリース 4.0.8をインストールする場合、カートリッジのアップグレードが必要になることもあります。最新の情報は、Forms Developerのリリース・ノートを参照してください。
以前に作成したアプリケーション(リリース 6.0より前のバージョンで作成したアプリケーション)をこの製品の新バージョンで実行する場合、新バージョンのインストール後にそれらのアプリケーションを再コンパイルする必要があります。
アプリケーションをアップグレードするときは、次の点を考慮してください。
詳細は、オンライン・ヘルプの「新しい機能」および「以前のリリースとの互換性」を参照してください。
リリース間での機能の相違点のいくつかは、Forms Developerのランタイム互換性オプションで制御できます。オプションの使用方法は、オンライン・ヘルプで説明しています。
PL/SQL変換ユーティリティの詳細は、各Builderのオンライン・ヘルプを参照してください。
Forms Developer外部ファンクション・インタフェース(ORA_FFIパッケージ)を介して16ビットDLLをコールするアプリケーションは、Windowsの16ビット・コードと32ビット・コード実行ファイル間の非互換性により、動作しません。16ビットDLLは、32ビットDLLとして再コンパイルおよび再リンクする必要があります。
以前に作成したアプリケーションをこのリリースを使用して再コンパイルした後は、Web上に配布できます。
手順については、『Forms Server for Windows and UNIX Formsアプリケーション Web利用ガイド リリース 6i』マニュアル(部品番号J00496-01)を参照してください。
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